あの感動を見れなかった方々にも共有して頂きたく、
またまたHP担当の特権を使わせていただきます。

不定期連載の『己がまま』シリーズ、始まるよ~
※今回は盛ってない・・・つもり・・・
やったぜっ!! 若葉区連覇達成!!

 己がまま ~落とせばいい・・・!?~

今でもはっきりと覚えてる。

6年生の意思表示で「代打逆転サヨナラ満塁ホームランを打つ!!」

と力強く言い放った子が居た。

その時は「負けてるのかよ、しかもスタメンじゃないし」と茶化してしまった・・・

 

6回裏 5-72点リードの状況だが、少年野球では2点リードはまだ心配。

四球が一つでも出れば負の連鎖が始まり、大量失点につながりかねない。

喉から手が出るほど欲しい追加点。

 

6回裏の攻撃、無死から代打を告げる監督。

彼が描いていた構想とは異なるが「代打逆転・・・」の子が登場。

『ボンッ』というビヨンド特有の音がしたと思ったらセンターオーバーの2塁打。

塁上では満面の笑みと大きなガッツポーズ。

代走が送られたものの素晴らしい活躍にガヤ指導者一同から歓声と拍手。

 

代走に送られた子はチーム1の俊足君。

続く打者がエンドランで強振するもピッチャーゴロ。

難なく捕球し一塁へ送球体制になった時、目の前を代走の子が通り過ぎる。

えっ!?と思う程のトップスピードのまま三塁ベースをノンストップで既に通過していた。

一塁にボールが届いた位には既にホームイン。

本当に欲しかったダメ押しの一点を一気に奪取。

いや~、もぅ凄いとしか思えない。

 

いよいよ7回表。夏・秋連覇までOUT 3つ。

大声を出しすぎ、既に喉はガラガラ。まるでお相撲さん。

先頭打者をストレートの四球。

今年の流行で言えば「じぇじぇ」

 

しかしまだまだ大丈夫。

続く打者をセンターフライ。ハーフウェイの走者を刺そうと、

唸りを挙げたボールがファーストに届くもセーフ。

続く打者を難なくセカンドフライトと打ち取り 2-OUT 1塁。

 

最後の打者もライトフライに討ち取ったっ!?

と思った打球が伸び、ライトオーバー!!

一気に32塁。。。

「じぇじぇじぇx50」

 

二人まで(2点)大丈夫っ!!いいんだよっ、頑張れっ!!

かすれる声で必死に声援を送るガヤ指導者。

 

続く打者を四球。。。。

2-OUT満塁。どうにか投手を落ち着かせたいが声は届いていないのかピリピリ感一杯。

 

ここで「じぇじぇじぇx100」のワイルドピッチ!!

6-8 と追い上げられる。 しかも3塁2塁で一打同点のピンチ。打者は6番。

 

まだ大丈夫っ、全員返ってもまだ同点っ!! 裏の攻撃もあるぞっ!!

自分にも言い聞かせる様に子供に声援を送る。

応援席からそれぞれの想いが響く。。。

 

プレッシャーからだろう、投手が大きくマウンド後方へ下がり、膝に手をやり下を向く。

何度も投げている所を見ているが、あんな態度ははじめてみた。

それに子供たちも気づき、大きな声で声かけをする。

監督がタイムを取りマウンドへ。

外野は外野でセンター付近に集まりいつものポーズ。

子供たちも少し落ち着いた感じの顔に。

子供たちは大丈夫っ!イケそうだ!!

応援席からも声になってない声で精一杯の声援。

 

打ったっ。。。

打球は!?

一塁ファールフライ。。。

その時、気迫の塊が視界の左から猛然と突進している。

三塁側応援席の皆が「取ってくれっ!!」と念じたそのボールをガッチリとキャッチ。

 

一斉に三塁側応援団から歓声が沸く!!

それぞれが固い握手を交わし、目にはうっすらと涙も・・・

両チームの挨拶を終え、選手たちも応援団に寄ってくる。

笑顔の子、涙をこらえている子、泣いている子。。。。

みんながみんな、いい顔をしている。

素晴らしい試合に拍手っ!!

 

試合に出れた子はプレーで、出れなかった子も各自の役割、応援で

一人ひとりが精一杯頑張り、それぞれ活躍していたのがよく分かる試合だった。

本当にライガース選手14人が一つになった試合だった。

 

生まれてからまだ10数年しか経っていない子供たちに

こんなに凄い感動を与えてもらえ、素直に涙を流させてくれた事に本当に感謝。

 

凄いぞっ!!少年野球!!

凄いぞっ!!ライガース!!

 

お前らっ、最高だぁ~~~~~